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イギリスで「対日戦勝利の日」75年式典 国立記念植物園で2分の黙とう

日本の降伏によって第2次世界大戦が終結してから75年を記念する式典が15日、英中部スタッフォードシャーにある戦没者追悼の国立記念植物園で行われた。チャールズ皇太子が、2分間の黙祷(もくとう)を先導した。

後に皇太子の長男、ウィリアム王子がBBCの終戦番組で国民に向かって、「過去の教訓を学ぶ」よう呼びかけた。

またエリザベス女王は、「とても果敢に戦った」人たちに感謝するメッセージを発表した。女王は、「極東戦線が終結した時のことを覚えている私たちは、その知らせを海外で任務中に知った人も、故郷で知らせを待っていた人も、あの時の歓喜にあふれる光景と、圧倒的な安堵の気持ちを決して忘れません」と振り返った。

チャールズ皇太子は、スタッフォードシャーの国立記念植物園で開かれた式典に、カミラ夫人と出席。日本軍による強制労働で多くの連合軍捕虜が犠牲になった、クワイ(クウェー)川鉄道(泰緬鉄道)工事の犠牲者をしのぶ慰霊碑に、花輪を捧げた。

数人の退役軍人とその家族が、庭園内に社会的距離を保ちながら配置されたベンチに座り、式典に参加した。

式典の一環として、イギリス軍とナチス・ドイツ軍の空中戦「バトル・オブ・ブリテン」を記念する編隊飛行が、植物園の上空を通過した。 チャールズ皇太子は、太平洋戦争における退役兵士たちの奉仕は「時代を超えて響き続ける」と演説した。

皇太子は、イギリスでは1945年5月の欧州戦線勝利を大きく祝うあまり、その後もアジア各地で日本軍と戦い続けた兵士や看護師などが自分たちは「忘れられた軍隊」だと不満に思っていたことに触れた。その上で、「確認しましょう。皆さんは忘れられていません。むしろ、私たちは心の底からいつまでも、皆さんを尊敬し、感謝し、大切にします」と強調した。

現場で取材したBBCのジョン・マグワイヤ記者によると、アジア各地で日本軍と戦った約40カ国の連合軍の多様性を浮き彫りにする式典だった。英ウェールズやスコットランドの部隊代表の横には、英陸軍のグルカ兵やシーク教徒兵の代表が並んだ。インド楽器シタールの演奏や、南アジア系イギリス人俳優の朗読もあった。

式典に出席したボリス・ジョンソン英首相は黙祷に先立ち、「The Exhortation(奨励)」として知られる、戦争詩人ローレンス・ビンヨンによる1914年作の詩「For the Fallen(倒れし者のため)」の一節を朗読した。

「(戦場で倒れた人たちは)年をとらない、残された自分たちは老いていくが(中略)あの人たちを忘れない」という一節を朗読した首相は、「平和と繫栄」の回復のために戦った人たちに感謝した。

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