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新型ウイルス「世界初」の再感染 香港で確認

香港の科学者らは24日、新型コロナウイルスに4カ月半前に感染して回復した30代の健康な男性が、再び感染したことを確認したと発表した。再感染の確認は世界初としている。

科学者らによると、1回目と2回目に感染した新型ウイルスは遺伝子の配列から、「明らかに異なる」ものだという。

世界保健機関(WHO)は、単独のケースをもとに結論を急がないことが重要だと警告している。

専門家らは、再感染は珍しいかもしれないが、必ずしも重症となるものではないと指摘している。

新型ウイルスの感染者は、世界で2300万人以上確認されている。

空港での検査から
香港大学が感染症関連の学術誌Clinical Infectious Diseasesに掲載予定の報告によると、男性は新型ウイルスに感染し、14日間の入院後に退院した。

その後、症状は見られなかったが、このたび空港での唾液検査を経て、新型ウイルス検査で再び陽性と判定されたという。

「これは再感染の非常に珍しい例だ」と、ロンドン大学衛生熱帯医学大学院のブレンダン・ウレン教授(微生物学)は話した。

「だからといってCOVID-19(新型ウイルス感染症)のワクチン開発に向けた世界的な努力を否定すべきではない」

「新型ウイルスは時間とともに変異すると考えられる」

感染で免疫を獲得
新型ウイルスに感染した人は、体がウイルスと闘うことで免疫がつくられる。それにより再感染を防ぐことができる。

重症度が大きかった人ほど、強力な免疫反応がみられる。

しかし、防御機能や免疫がどれほど強く、どのくらい続くのかはまだわかっていない。

WHOは、新型ウイルス感染者を対象とした長期の大規模な研究が、解明に必要だとしている。

「驚くことではない」
ウェルカム・サンガー研究所のCOVID-19遺伝子プロジェクトで上席科学顧問を務めるジェフリー・バレット博士は、「これまでの世界的な感染者数を考えれば、再感染が1件確認されたのは、非常に珍しいことではあっても、それほど驚くことではない」と話した。

「2回目の感染は、本当に起こったとしたら、重症にはならないかもしれない。ただ、この人物が2回目の感染で、他人に感染させる恐れがあったのかはわからない」

英イースト・アングリア大学のポール・ハンター教授は、今回のケースの「影響を本当に理解するには」、その他の再感染も含めたさらなる情報が必要だと述べた。

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