大野精密フェースギヤ製作簡便に:アタッチメント考案

 大野精密

大野精密(東京都板橋区大山東町40-15、大野雄太郎社長、03-3961-6773)は直径30ミリメートル以下の小径フェースギヤ(正面歯車)に関し、簡便な製作法の確立にめどをつけた。平歯車などの歯切りに用いる通常の歯車形削盤を転用できるようフェースギヤ向けにアタッチメント(付属品)を考案。数値制御(NC)でカッターを動かす場合に比べ製作コストを低減できるという。歯科治療器具関連ですでに引き合いも寄せられている。

フエースギヤは平歯車とかみ合う円盤状の歯車。歯すじが直歯なので、曲線でねじれ角を持つ曲がり歯傘歯車などに比べると、製作が容易だが、現在は高価なNC機械を使い歯切りをするのが一般的とされる。

これに対し、普通の歯車形削盤をフェースギヤの歯切りにも使えるようにしたのが今回のポイント。歯車形削盤は汎用歯車の代表格である平歯車の製作に広く利用されている。大野精密は歯を等分割に切るための割り出し装置(アタッチメント)をフェースギヤ向けに作り、これを歯車形削盤の作業テーブルに取り付けることで転用を可能にするとしている。

同社が対象とするのは直径30ミリ以下の小径フェースギヤ。長野工業高専(長野市)からの依頼で今年、直径約100ミリメートルの大型フェースギヤ(航空機などの動力伝達用)に対応したアタッチメントを製作。こうした実績をもとに小径向けについても実用化にめどがついたとしている。今後、歯車製作の受注のほか、アタッチメントの外販も手がける予定。

 


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