軸への取り付け容易にした締結機構を開発

 小原歯車

【埼玉】小原歯車工業(埼玉県川口市、小原敏治社長、048-255-4871)は、歯車に割り溝加工を施し、軸への取り付けを容易にした締結機構「Kクランプ」を開発した。締結補助部品を取り付けるなどの従来方法に比べ締結加工コストを半減できるという。

「Kクランプ付きKHK標準歯車」として、まずモジュール0.8〜1、歯数20〜80までの標準歯車に採用し、来春から本格販売する。

「Kクランプ」は、特殊工具で割り溝加工をしたもので、ボルトで加圧する仕組み(特許出願中。)軸を加工することなく、ネジ一本で取り付けられる。取り付け後も任意の位置に繰り返し取り付けが可能なため、歯車の位置決めなどに最適で、低負荷での使用に向く。歯車に締結機構が一体化しているため、スペースもとらない。

小原歯車工業は材料・加工コストの削減分を製品価格に反映させたいとしており、今後、標準歯車に順次採用、ラインアップを拡充していく。また、軸方向への締結に強いをいう特徴を生かし、他分野での利用も広く提案していく。

同社は標準歯車のトップメーカー。標準歯車の軸への締結には、補助部品や軸に溝加工をするなど手間とコストがかかっていた。「締結加工コストが歯車より割高なこともある」(小原社長)ため、簡易で低コストの締結技術を模索し、三島エネルギー研究所(川崎市、三島静雄代表)と共同研究を進めていた。


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