ハイポイド研削仕上げを提案

 グリーソンアジア

グリーソンアジア(東京都中央区、近野通明社長、03-5560-2953)は、国内の自動車業界で歯車を高精度に仕上げ加工する工作機械市場を創出する。駆動装置部に用いる傘歯車の仕上げ工程について、この工法の見直しを提案。現行のラップ手法以上に精度追求が可能な研削機械を投入することにより、07年までに自動車業界で現在約200台が稼働中とされるラップ機の半数について、同社が提案する機械への置き換えを目指す。

寸法精度の高い歯車は、自動車の静粛性をはじめ動力や燃費などの性能に大きな影響を及ぼす。このためカーメーカー各社は、歯車の加工品質を重視するようになっている。さらに歯車の多くは、高い安全性が求められる重要保安部品に定められており、しばらくの間は日本での製造が続くものとみて、設備投資の提案を積極化する。販売の主力に位置づけるのが、日本で02年秋に発表した研削機「フェニックスU275G」。砥石を使い、直径275ミリメートルまでの傘歯車をコンピューター数値制御(CNC)で高能率に研削仕上げ加工できる。価格は1億2000万円から。今後は試験加工などの引き受けを拡大し、受注に結びつけていくという。

自動車業界で主流となる傘歯車の製造方法は、ラップ剤を使うラップ機を最終工程で用いるのが一般的になっている。しかし、前工程の焼き入れの際に歯車に歪みが生じてしまう場合があり、同社では高精度に修正を加える優位性はラップ機よりも研削機が勝るとみている。


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