![]() |
| 受託サービス開始により塑性加工技術普及 ニッセー |
|
ニッセー(山梨県大月市、新仏利仲社長、0554-26-5311)は、自動車の電動パワーステアリング(EPS)に組み込まれるネジ部品のウォームと、ウォーム歯車について、設計受託サービスを開始した。両者が最適なかみ合いになるよう歯車用ホブ(歯切り工具)の設計までまとめて請け負う。これにより、同社が世界で初めて成功したEPSウォームの塑性加工(転造成形)技術を、いち早く普及させる。 ニッセーは回転式のネジ切り工具(ダイス)でネジを塑性加工する転造盤の専業メーカー。切削・研磨に比べて転造は量産に向き、コストが大幅に安くなることから、EPSウォームの分野でも有力な加工法と見られている。 ただ、同部品の場合、ネジの歯が高い、圧力角(半径方向に対する歯の角度)が小さい、歯肉が薄い−といった特色を持ち通常の転造では精密加工が難しかった。 これに対し、同社は独自開発した高剛性の多軸コンピューター数値制御(CNC)転造盤を使って、EPSウォームの高精度転造に成功。さらに自動車分野での実用化に向けては、個別仕様のウォームにかみ合うナイロン樹脂製歯車の設計・加工も課題となっているため、両者をまとめて設計提案することにした。 すでに国内5社の自動車・自動車部品メーカーからテスト受託を受けており、海外の大手部品メーカー1社とも折衝中。自動車分野では現在主流の油圧パワステに比べ、今後は省エネ性能の高いEPSが主役になると見られている。 ニッセーとしては個別部品にとどまらず、こうしたユニットでの加工技術提案をすることで転造成形の普及とCNC転造盤の拡販につなげていく考えだ。 |
|