歯車加工協業を拡大


  不二越、カシフジ、神崎高級工機製作所

不二越とカシフジ(京都市南区)、神崎高級工機製作所(兵庫県尼崎市)の3社は、自動車向け歯車加工事業の協業を拡大する。住友電工ハードメタル(兵庫県伊丹市)と連携して新たな加工法や製品開発などを進めるとともに、調達ルートを見直しコストの低減を図る。顧客への提案能力を強化して受注増につなげ、3社が設立したエンジニアリング会社の06年度の売上高を、現状から40%増の50億円に引き上げる。

3社は02年9月に歯車加工事業で提携。03年3月に自動車用トランスミッションギア向けに歯車加工システムを提案するエンジニアリング会社「GPAエンジニアリング」を設立した。

GPAエンジニアリングが毎月開いている技術開発部会に、住友電工ハードメタルが加わり、新たな超硬素材の開発を含めて顧客への提案能力の向上を図る。すでに歯車を高能率化、長寿命化する加工法の開発など複雑テーマのプロジェクトが進行中。ユーザーの設備で評価テストを実施するなど、いずれも実用化に近い段階にあるという。

治具や搬送装置など使用機器の調達ルートの見直しによりコスト削減も進める。これまで3社の中でもっとも安価に購入できるルートを活用していたが、窓口の一本化と大量購入で調達費を数%引き下げる。

自動車業界では、低騒音化などに対応するため高精度な歯車を低コストで供給できる新たな加工システムへのニーズが高まっている。こうした状況を受け、GPAエンジニアリングも複雑の受注案件を抱えており、04年度の売上高は35億円程度になる見込み。今後は中国の需要も掘り起こし売り上げ増加につなげる。


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