超精密プラスチックウォームギア開発、量産化


  チバダイス

チバダイス(東京都葛飾区、千葉英樹社長、03-3696-4441)は、歯の大きさが0.15モジュールでピッチ円直径が1.7ミリメートルの超精密プラスチックウォームギアを開発、量産化に成功した。放電加工により高硬度な金型を製作。さらに、型抜きの際に歯がこすれにくい形状に仕上げたことで強度を確保した。カメラ付き携帯電話や医療機器など、精密駆動部品を必要とする製品での採用を見込んでいる。モジュールは歯車の歯形の大きさを表す単位で、ピッチ円直径と歯数の比で求められる。ピッチは歯と歯の間隔。

プラスチックウォームギアの金型製作には放電加工や電鋳加工が用いられることが多い。モジュールサイズが小さくなるにしたがって、外径も小さくなり、歯厚も薄くなるため、金型の強度を保つことも難しかった。また、回しながら金型から抜き取るため、歯面がこすれ、強度低下を招く恐れがあることから、一般的に実用化されているのは最小で0.2〜0.25モジュールとなっている。

ウォームギアは円筒形でねじのような螺旋が切られている歯車。平歯車に比べて一段で高い減速率を得られる。電子機器の小型化や部品点数の減速に伴い、駆動を伝える歯車の小モジュール化が進んでいる。

今回チバダイスが開発した製品は、例えば、カメラ付き携帯電話のズーム機構などに採用される可能性が高い。同社は金型の販売はせず、ウォームギアに成形して出荷する。


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