歯車品質保証事業開始


 大阪精密機械

【東大阪】大阪精密機械(大阪府東大阪市、吉岡功二社長、06-6782-0646)は、歯車の品質データを保証する校正機関事業を6月に始める。歯車メーカーの海外展開を支援するのが狙い。4月に経済産業省所管の独立行政法人である製品評価技術基盤機構【NITE】から、歯車の公的な校正機関としての認定を受けた。歯車の公的な校正機関の開設は国内で初めてという。

校正事業は同社が歯車検査用に製造している3次元測定機を使って実施する。歯車の形状を面的な座標データにして取り込み、設計データと比較。歯の長さや歯形のこう配誤差、歯の間隔の誤差などを測定する。直径20ミリ〜60ミリメートルの歯車の場合、歯形のこう配誤差で最高0.7マイクロメートル(マイクロは100万分の1)の範囲で計測が可能。

これまで歯車の品質データ保証は、歯車メーカーなどが独自の基準を設けて行っていた。また国内に歯車の品質保証をする機関がなく、メーカーが海外へ歯車を輸出する際に品質証明が課題となっていた。

同社は歯車校正事業の専門部署「歯車測定センター」を07年2月に設立。歯車計測に用いるゲージの検査などを試験的に行い、準備を整えてきた。今後は主要顧客である自動車部品メーカーなどと話し合い検査料金を確定させ、6月中に本格的な校正機関事業を始める。年間100件程度の依頼があると見ている。

大阪精密機械は歯車専用の検査装置で、国内約90%のシェアを持つ。


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